◇平成26年◇
積
新年を迎え、市長としての今年の目標を漢字一文字に込めてみました。
「今年はどんな年にしたいのか…」 浮かびあがったのは「
積」です。
就任してからの私は、「誇り・やさしさ・活力」の三本柱をうちたて、「市民が幸せを実感できる街づくり」に着手しています。
何よりも大切にしているのは皆さんとの「対話」。
昨年は、まちづくりミーティング、市民ワークショップなどをはじめとする、皆さんとの話し合いを重点的に進めてきました。
今年は、お聞きした声を
積み上げ、皆さんの不安を少しでも払しょくし、
「幸せを実感できる街」の実現に向け、本格的な事業展開に向け始動する年です。
【まちづくりミーティング】
市政を担う上で欠かせないのが、各務原市の進む方向性を指し示す道しるべ。
それこそが新しい総合計画です。
この計画には、何よりも、皆さんの声を反映させること、そして、しっかりと根付かせ、かつ浸透させなければなりません。
就任以来、私は、皆さんの声を聞き、各務原市の現状認識に努めてきました。
今年はこれを基にして、平成 27 年度からの新総合計画本格スタートに向け、着実にその礎を
積み上げていきます。
市長の仕事は「市民の皆さんの将来に責任を持ち、決定をしていくこと」です。
日々その職責の重さを感じつつも、私は、楽しみながらその役割をはたすべく努めています。
一日一日の
積み重ねが、必ず皆さんの、そして各務原の、ひいては私の大きな「財産」となるものと確信し、
私の生まれ育った「ふるさと各務原」のため、皆さんに寄り添い、皆さんをつなぎ、皆さんを支える、
「市民に近い市長」として、皆さんの期待に応えるべく、今年も頑張ってまいります。
【『広報かかみがはら』年初号より】
◇平成27年◇
挑
行く先々で皆さんにお会いするたび、まちづくりに関心を持つ方が増えているのを実感します。
これは、皆さんの声を市政に反映する体制が浸透しつつあるのと、人口減少社会の到来や少子高齢化の進展、地域コミュニティの希薄化、 防災対策など、
私たちを取り巻く環境が大きく変化しているためではないでしょうか。
そのような社会情勢の中でも、私はあえて高みを目指し、皆さんと一緒に「果敢に、あるゆることに
挑み」たい。
今年は、その想いを「
挑」の一字に込めました。
私は、 「しあわせ」を実感できるまちづくりには、 まず 「自分が笑顔でいなければ」 と常に心がけています。
「笑顔あふれるまちには人来たる」 。
市民・自治会・ NPO ・企業・行政などが「オールかかみがはら」として一丸となり、理想のまちの実現に向かってスタートしましょう!
【『広報かかみがはら』年初号より】
(出典)総務省「国勢調査報告」、同「人口推計年報」、同「平成12年及び17年国勢調査結果による補間推計人口」、国立社会保障・人口問題研究所「日本
の将来推計人口(平成18年12月推計)」、国土庁「日本列島における人口分布の長期時系列分析」(1974年)をもとに、国土交通省国土計画局作成(一部着色)
◇平成28年◇
拡
今年は、市長就任から時間をかけて積み上げてきたもの、また、新たな挑戦によって始まった事業を、
発展させ
拡げていく年にしたい、
そんな思いで臨みます。これまで以上に、人もまちも元気な各務原市を作るため、
産業・福祉・教育、あらゆる分野において、体制の整備・強化を行っていきます。
大きな事業では、平成八年にオープンした「かかみがはら航空宇宙科学博物館」。
開館から 20年を迎え、これまでに 320万人を超える方が来場しました。
【かかみがはら航空宇宙科学博物館リニューアル/展示イメージ(航空機ゾーン)】
「飛行機のまち」各務原のシンボルともいえるこの博物館のリニューアルが、昨年、本格的に始動し、いよいよ今年の秋から、工事が始まります。
展示スペースを増床、展示物やシミュレータを一新し、日本最大規模の、魅力あふれる博物館として、平成29年度中のオープンを目指します。
【かかみがはら航空宇宙科学博物館リニューアル/平面レイアウト図(案)】
右下は現在の岐阜かかみがはら航空宇宙科学博物館(別ウインドで開きます)
そして、世界へ目を向け、昨年11月に締結した、アメリカワシントン州エバレット市の
「エバレットコミュニティカレッジ」との連携協定。
高度なものづくり技術を習得できる施設を持った同大学と連携し、特に両市共通の「航空機産業」を足掛かりに、
人材育成や教育交流を図ることで、 さまざまな可能性を
拡げます。
もう一つ、私が考えるのは、各務原市の現状や取り組みを、もっと多くの市民の皆さんに知っていただきたい、
さまざまな方面に、積極的かつ効果的なPRを展開し、市の内外を問わず、情報を
拡げていきたいということです。
そして、常に、皆さんと情報を共有しながら、目指す「理想のまち」を築くため、今年も全力で取り組んでいきます。
【『広報かかみがはら』年初号より】
平成28年度 第一回 定例講演を終えて
各務原市長 浅野健司
地名と歴史、文化の研究を通じて「濃尾」そして「各務原」の知名度の向上を目指し、様々な活動により、
日々研鑽に努めておられます会員の皆様にはあらためて尊敬の念を抱くところです。
定例講演の講師依頼があった時には、「さて、何をお話しようか・・・」と迷いましたが、
今の市政運営に対する私の想いを聴いていただくのが最善であろうと、
市長就任以来、年頭に掲げた「漢字一字」に込めた想いをお話させていただきました。
聴講にお集まりになられた会員の皆さんの熱心な眼差しと真剣な表情は、人前で話をする機会の多い私でも、やはり緊張したものです。
会場に私の母が居たのも緊張に拍車をかけた要因かと・・・。
話が逸れましたが、会員の皆様には引き続き幅広い活動を通じて、濃尾・各務原の知名度のみならず、認知度の向上も目指し、
ますます活発な活動を続けられますことを祈念しまして、講演の振り返りとさせていただきます。

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